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ブルーレイ(BD)・DVD・CDの違い・語源・由来は?

ブルーレイ(BD)とDVDとCDはどれも円盤で見た目からは

あまり違いがわかりませんが、何が違うのでしょうか?

早速、表にしてまとめてみました。


項目 ブルーレイ(BD) DVD CD
形態 光ディスク(※1)
レーザーの光(※2) 青い光 赤い光 黄色い光
発売時期(※3) 2003年4月10日 1996年12月20日 1982年10月1日
正式名称 ブルーレイディスク
(Blu-ray Disc)
DVD-ディーブイディー
(Digital Versatile Disc)
コンパクトディスク
(Compact Disc)
語源(※4) 下記に記載
記録容量(※5) 片面1層 25GB 片面1層 4.7GB 片面1層 700MB
トラックピッチ(※6) 0.32μm 0.74μm 1.60μm


※1:光ディスクって何?

情報を録画・再生する際に表面にレーザーを当てる事から

「光ディスク」と呼ばれています。

記録方法は、トラックに沿って、ピットと呼ばれる凹みを作ることで、記録します。

読み取る際は、レーザー光線を当て、凹み有無による反射の違いを利用します。


※2:レーザーの光について

DVDは赤い光を当てますが、ブルーレイは青い光を当てています。

これは、青い光は波長が短く、小さな面積もピンポイントでレーザーの光を

当てる事ができる
からです。青い光を使用する事で、

たくさんの映像情報を取り込む事ができるようになった為、映像の画質は

格段によくなりました。

波長とは・・・空間を伝わる波(波動)の持つ周期的な長さのこと を指します。

詳しくは「光は何でできている?」をご参照下さい。


※3:発売時期について


ブルーレイレコーダーの発売時期

ソニーは2003年4月10日に片面1層記録 (23.3GB) 対応の

BDレコーダー「BDZ-S77」を発売したのが始まりでした。


DVDレコーダーの発売時期

1996年12月20日にパナソニックがWOODY CF-200DV

を発売したのが始まりです。


CDの発売時期

1965年、アメリカの発明家ジェームス・ラッセルが

音楽用光学メディア・テクノロジーを発明しました。


その後、CD等の開発を進め、1982年10月1日

日本でソニー、日立(Lo-Dブランド)がCDプレーヤーを発売しました。


※4:語源は?


ブルーレイディスク(BD)の語源

「青色の光で読み取るディスク」からブルーレイと呼ばれるようになりました。

ちなみに、正式名称が、Blue-rayでなく、Blu-rayなのは、

一般名詞と解釈され、商標としての登録が認められない可能性があるためです。


DVD(Digital Versatile Disc)の語源

当初、DVDは第2世代光ディスクDigital Video Discとして

企画されました。しかしながら、当初はVHSの置き換え需要などが

主に想定されていたが、「用途はビデオだけに限定されないこと」が指摘され、

video の代わりに「多用途」の意味がある versatile(ヴァーサタイル)

を用いることで「Digital Versatile Disc」へと変更になりました。


コンパクトディスク(CD)の語源

開発段階でフィリップス社が提示した試作品は、

コンパクトカセットの対角線と同じ直径11.5cmで、

名称の一貫性が図られていました。つまり、フィリップス社

の提案した名称がCDの語源となっています。


※5:記憶容量は?

ブルーレイはDVDに比べて約5倍

ブルーレイはCDに比べて約35.7倍の記憶容量があります。

つまり、それだけ多くの映像情報を取り込む事ができる為、

映像がその分、鮮明になるという事です。

※片面1層・2層の違いについてはこちらをご参照下さい。


※6:トラックピッチについて

光ディスクは、レーザー光線を当て、

凹み有無による反射の違いを利用して読み取りますが、

ブルーレイの0.32μmとはどれくらい、小さいのでしょうか?

μmとは・・・・マイクロメートルといいます。1μmは、

0.001mm(ミリメートル)です。0.32μmだと1ミリの1万分の3

大きさの凹みを光で読み取ります。


その他の違いについて(ブルーレイレコーダーのメリットについて)

現在のテレビはプラズマテレビやハイビジョン対応テレビも多いですが、

DVDにこれらの映像を録画したり、DVDの映像を再生しても

ハイビジョンでは映りません。目の粗い、ややぼけた画質(映像)になります。

プラズマテレビやハイビジョン対応テレビをお持ちの方はブルーレイ(BD)を

買わないとテレビの性能が良くても、録画・再生映像は鮮明でない

という事になってしまいますので、注意が必要です。

なお、現在販売されている「ブルーレイレコーダー」は、

大体、DVD、CDも再生・録画できるようになっています。

逆に「DVDレコーダー」ではブルーレイは使用できない為、

今後、購入を考えているなら、ブルーレイレコーダーにするべきです。
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