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固定電話の仕組みは?(世界は電話回線だらけだった)

以前に、「携帯電話はなぜ遠くの人と会話が出来るのか?」というコラムで

携帯電話は音の波形を電波に置き換え(変調)、無線基地局を利用

して相互に通話しているというお話しをしましたが、

固定電話の場合はどうでしょうか?




相手の電話番号に電話をかけた場合、

加入者線交換機が番号として送られた信号を

「翻訳」して、その電話番号が何番目の電話線に繋がっているのかを

その交換機に入っているお客様のデータベースを検索します。

そして、相手の電話線の番号が分かれば、その加入者の交換機は

その電話に対して音を鳴らすよう信号を送ります。

そして、相手が電話の受話器を取れば、その加入者線交換機がそれを検知して

通話ができるようアナタと相手を繋ぎます。後は、音の波形を電波に置き換えて

相手と通話します。


これで、国内の固定電話の通話の仕方はわかりましたが、1つ疑問が浮かびます。

海外の人と電話で通話する場合はどうするんでしょうか?

海の中まで線を通すんでしょうか?



ビックリですが、海の中にまでケーブル(電話線)を引いています。
(インターネット回線も引いています。)

最深で約1万メートルある日本海溝にも、海底にピッタリ沿うように敷設するので、

最深部では1トン近い水圧がケーブルにかかる為、

ケーブルが切れないようにするのが大変だそうです。

また、浅いところでは船のいかりや網に引っかかったり、サメにかみつかれたり

するので、メンテナンスが大変だそうです。

メンテナンス費用がとても高いので、海外電話はとっても高いんです。
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